株主優待の権利を得るためには、その銘柄の会社が定めている株数を権利確定日まで、保有している必要があります。
株は購入すればすぐに保有できるのではなく、注文が成立した約定日から4営業日後に受け渡されます。つまり、権利確定日の3営業日前までにその銘柄の株を買わなければ、株主優待の権利が得られなくなるということです。
気を付けたいのが、SBI証券で利用できる「PTS」を利用した株の取引です。基本的に株式は日中の取引時間中に注文を出すものですが、取引時間外となる日中、もしくは夜間においても注文を可能にしたのがPTSです。日中忙しいサラリーマンなどに、人気があるサービスです。また、PTSは日中の通常取引を行った人でも利用することができます。
株主優待の権利を得ようとPTSの夜間の時間帯を利用して、権利確定日の3営業日前までに買う場合に問題が生じます。この場合、約定日となるのはその日であることは確かですが、同じ日の日中の取引とは違い、受け渡し日が5営業日先になってしまいます。
5営業日後では権利確定日の翌営業日、権利落ち日に株が受け渡されることになり、株主優待の権利が得られなくなります。この仕組みを考慮して、日中の取引時間に注文をする場合は権利確定日の3営業日前までに、夜間のPTSを利用した注文では、権利確定日の4営業日前までに購入する必要があることを知っておきましょう。
権利確定日まで保有し、株主優待の権利が確定した後にはさっさとその株を売ってしまっても構いません。株を売却する場合、PTSの夜間の時間に注文をすると、翌日に売ったことと同等になりますので、権利確定日の夜に注文へ出せば、権利を獲得したままその銘柄の株を売却することが可能です。